LINE広告は何が終わり、何に移ったのか
LINE広告は2026年4月1日に「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」と統合され、 「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供されています。 従来のLINE広告は、2026年10月26日(月)に日本向けの配信を停止しました。
公式の案内
「先般よりご案内しておりましたLINE広告の日本への配信につきまして、2026年10月26日(月)をもって機能の提供を終了いたしました。 今後はLINEヤフー広告をご利用いただきますよう、お願い申し上げます。」
出典:「【LINE広告】配信停止完了に関するお知らせ」(2026年11月時点で確認)
移行先のLINEヤフー広告 ディスプレイ広告は、統合のお知らせで 「これまで『Yahoo!広告 ディスプレイ広告』として提供してきた広告配信基盤を活用し」たサービスと説明され、 統合の詳細資料にも仕様は統合前のYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)と同一と書かれています。 LINE広告が名前を変えたのではなく、Yahoo!広告側の仕組みへ引っ越したと捉えると、変わる点を理解しやすくなります。
ここまでの経緯と今後の予定
- 2026年4月1日(水)LINEヤフー広告をリリース。LINE広告(Talk Head View含む)とYahoo!広告 ディスプレイ広告を統合し、LINE広告の管理画面で移行ツールの提供が始まる
- 2026年6月末頃LINE広告の新規アカウント開設の申し込みを停止(統合の詳細資料のスケジュール)
- 2026年10月13日(火)統合が済んでいない「LINEビジネスID」「Yahoo! JAPANビジネスID」を、システムで自動的に「ビジネスID」へ統合
- 2026年10月26日(月)LINE広告の日本向け配信を停止。API経由の新規作成・各種編集も同日に停止
- 配信停止後〜読み取り期間の終了まで管理画面は読み取り専用。レポートの作成・確認、明細や支払い履歴の確認ができる。終了日は「後日あらためてご案内」とされている
- 2027年3月末頃LINE広告の提供終了。「レポート確認もできなくなります」と案内されており、移行ツールも同時期に提供終了の予定
出典:「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて、 配信停止完了に関するお知らせ、 ビジネスIDへの統合のご案内、 LINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行ガイド、 資料「ディスプレイ広告プラットフォーム統合の詳細」(2026年8月 Ver1.2。以下「統合の詳細資料」)。 予定の日付は「状況により変更・延期される場合があります」と注記されています(2026年11月時点)。
移行が必要なのはLINE広告だけ
Yahoo!広告 ディスプレイ広告はそのまま継続し、Yahoo!広告 検索広告は「LINEヤフー広告 検索広告」へ名称が変わるだけで、どちらも移行は不要です。 LINE広告は移行ツールか手動で移す必要があり、自動では移りません。 なお「LINE広告の提供終了対象は日本を配信先とする場合です」と統合の詳細資料にあります。
友だちを増やす施策全体は友だちを増やす7つの施策で扱っており、そこで紹介している「LINE広告」の最新の状況がこの記事です。 計測タグの設置手順はLINEのトラッキング設定にまとめています。
自社に関係があるかの確認
何をしなければならないかは、これまでの使い方によって違います。まず自社がどれに当たるかを確認してください。
| 使い方 | 今回の影響 | 最初にやること |
|---|---|---|
| LINE広告の管理画面で出稿していた | 配信は停止済み。続けるにはLINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移行が必要 | 過去のレポートを書き出す。移行ツールか手動かを決める |
| LINE公式アカウントの管理画面から友だち追加広告を出していた | 「友だち追加広告(新)」が追加された。従来版は今後提供終了の予定 | 新しい出稿は「友だち追加広告(新)」から。利用条件を確認する |
| Yahoo!広告 ディスプレイ広告だけ | 移行作業は不要 | 友だち追加広告を使うなら、ビジネスマネージャーとLINE公式アカウントへの接続を確認する |
| 広告は使わず、LINE公式アカウントでLINE Tagを使っている | 直接の影響はない。ただしLINE Tagは将来提供終了の予定 | 計測タグへの切り替えを計画する |
広告もタグも使っていない場合、今回の終了で対応が必要なことはありません。
友だち追加広告はどうなったか
友だち追加広告は終わっていません。 LINEヤフー広告 ディスプレイ広告(運用型)のキャンペーン目的「友だち追加」として提供されています。
公式ヘルプの説明
「LINE公式アカウントの友だち獲得を目的とした広告(以下、『友だち追加広告』と表記)です。ディスプレイ広告のデータを利用して配信できます。友だち追加広告はキャンペーン目的に『友だち追加』を選択することで、作成可能です。」
出典:LINEヤフー広告 ヘルプ 「友だち追加目的の広告を作成する」(2026年8月6日更新、2026年11月時点で確認)
出稿する場所は2つある
入札やオーディエンスリストを細かく設定したい場合、ほかの広告と同じアカウントで管理したい場合に向きます。
- 入札戦略:友だち追加数の最大化(目標値あり/なし)、個別友だち追加単価
- 広告タイプ:レスポンシブ(画像・動画)、カルーセル
- 条件:広告主情報が日本国内で、契約当事者が「広告主」(代理店契約は改定後の広告取扱基本規定への同意が必要)
- 条件:ビジネスマネージャー組織とLINE公式アカウントがともに認証済みで、接続審査が完了していること
マニュアルでは「LINEヤフー広告で提供している『友だち追加広告』をLINE公式アカウントのWeb版管理画面から簡単に出稿できる機能」と説明されています。
- 設定:性別・年齢・エリア・興味関心、プレイスメント(全て/LINEアプリ面/Yahoo! JAPANサービス面)、配信期間、1日の予算、友だち追加あたりの上限予算(任意)
- 条件:認証済アカウント、支払い方法の登録、ビジネスマネージャーの認証済み組織との接続
- 対象外:LINEヤフーの認定セールスパートナーが開設・管理しているアカウント
出典:LINEヤフー広告 ヘルプ「友だち追加目的の広告を作成する」、 LINE公式アカウント マニュアル「友だち追加広告」(2026年5月20日更新)。いずれも2026年11月時点。
管理画面の友だち追加広告は2026年5月9日にリニューアルされ、以前から使っていたアカウントには新旧2つのメニューが並びます。 マニュアルには「LINE広告の提供終了に伴い、友だち追加広告はリニューアルしました。従来版の『友だち追加広告』は今後、提供終了予定のため、新たな出稿は『友だち追加広告(新)』から出稿してください」とあります。 また管理画面版は、当月の利用金額が上限に達すると配信が止まり、 今月中に上限を引き上げても来月まで配信できないとされています。予算を増やす月は、前月のうちに問い合わせておきます。
LINE広告の頃から変わった点
| 項目 | LINEヤフー広告での扱い |
|---|---|
| 掲載面 | LINEアプリに加え、Yahoo! JAPANのサービス(スマートフォン・PC)。2026年6月9日からPC掲載面とYahoo!ニュース・Yahoo!メールなどのサービスページにも配信。PCでクリックして友だち追加すると、スマートフォンのLINEアプリに通知が届く |
| 課金と数え方 | 友だち追加1件ごとに課金。友だち追加1件を1クリックとして扱うため、表示は「クリック課金」で、友だち追加数はレポートの「クリック」に計上される |
| すでに友だちの人 | 「LINE公式アカウントの友だち」のオーディエンスリストが自動で作られ、配信の「除外」に設定される |
| 広告の作り | ボタン文言は「友だち追加」で固定。主体者表記は接続したLINE公式アカウントの名称。最終リンク先URLは設定項目なし |
出典:LINEヤフー広告 ヘルプ「友だち追加目的の広告を作成する」・「目的別のキャンペーン作成について【運用型】」、 お知らせ「『友だち追加広告』のPC掲載面配信開始と配信面拡大について」(2026年11月時点)。
LINE広告の媒体資料(2026年4月15日更新版)で「CPF」と書かれていた課金は、LINEヤフー広告のヘルプでは「クリック課金(友だち追加課金)」と表記されます。 レポートでは「クリック」の列が友だち追加数です。
条件を満たしていても使えない場合がある点にも注意が要ります。 キャンペーン目的のヘルプには「『友だち追加』は、一部のお客様のみに提供しているキャンペーン目的です」と注記されています。 また、LINEヤフーが「特に機微な情報を取り扱う可能性がある」と判断したLINE公式アカウントは、審査結果にかかわらず友だち追加広告などの連携機能が使えません (ヘルプ「ビジネスマネージャー・LINE公式アカウントへの接続について」)。
確認した公式ヘルプには単価の目安が載っていないため、この記事では相場を扱いません。予算の基準には、読み取り期間中に書き出した自社のLINE広告の実績を使うのが確実です。
LINE広告から移行するときに確認すること
LINE広告からLINEヤフー広告 ディスプレイ広告への移し方は、移行ツールと手動の2つです。
| 移し方 | よい点 | 注意点 | 向いているアカウント |
|---|---|---|---|
| 移行ツール | 仕様の違いを考慮して近い設定へ自動で変換する。審査結果やオーディエンスデータを引き継げる | ビジネスマネージャー連携の事前準備が要る。変換される項目や対象外の項目があり、移行後の確認が必要 | 入稿物が多い、構成が複雑 |
| 手動 | すぐに作業を始められる | 入稿と審査がやり直し。オーディエンスデータは引き継げない | キャンペーンの構成がシンプル |
出典:統合の詳細資料「移行方法の選択_メリット・デメリット」(2026年11月時点)。 「商品フィードから販売」目的のキャンペーンだけの広告アカウントは、移行ツールが使えず手動になります。
配信停止後も移行ツールは使えます。2026年10月26日のお知らせに 「配信停止後も、データ移行ツールは引き続きご利用いただけます」とあります。 ただし移行ツールも完全提供終了と同時期に終わる予定なので、先延ばしにする理由はありません。
- 広告アカウントと、それを管理するグループ(MCCアカウントとして移行)
- ログインIDと権限、新規アカウントとして移す場合のクレジットカード情報(移すかどうかは選べる)
- キャンペーン・広告グループ・広告の設定と、画像・動画の入稿素材
- オーディエンスに蓄積されたユーザーデータ
- LINE Tagとコンバージョンの設定
- 過去の配信実績・レポートと、自動入札などの学習データ
- 「商品フィードから販売」目的のキャンペーン、審査否認された広告
- 外部ツールとのAPI連携、操作履歴や通知
移行ツールで作られたキャンペーンは配信OFFの状態で作成され、勝手に配信されることはありません。 一度移行したグループ・広告アカウント・キャンペーンは再度移行できず、処理には最大12営業日程度かかる可能性があります。
確認シート
移行の前後で確かめる項目を、領域ごとにまとめます。
- ログインは「ビジネスID」で行う。未統合のIDは2026年10月13日にシステムで自動統合済み
- 移行ツールを使うなら、LINE広告の広告アカウントと接続先のLINE公式アカウントを、同じ「認証済み」ビジネスマネージャーに接続する。既存の広告アカウントへ移す場合は、移行先も同じビジネスマネージャーに接続する
- 1つの広告アカウントに接続できるビジネスマネージャー組織とLINE公式アカウントはそれぞれ1つだけで、接続後は広告管理ツールから変更できない。どのLINE公式アカウントにつなぐかを先に決める
- LINE公式アカウントが未認証だと移行されない
- 移行元のLINE広告アカウントと異なるビジネスマネージャー組織が接続されていると移行されない
- 移行先の広告アカウントにLINE公式アカウントが接続されていないと移行されない
- LINE Tagは非対応。ビジネスマネージャーで計測タグを発行して設置し、コンバージョンを設定し直す
- LINE Conversion APIも非対応。YDAの既存タグか、計測タグに対応したコンバージョンAPIへ切り替える
- LINE広告の「LINE公式アカウントの友だちオーディエンス」は「LINE公式アカウントの友だち」「LINE公式アカウントをブロック中の友だち」の2つのリストに、そのほかは「LINEオーディエンス(移行)」という種別で移る
- ビジネスマネージャーやLINE公式アカウントで作ったオーディエンスは移行ツールの対象外。ビジネスマネージャーのリソース共有で連携し直す(連携まで最大3日ほど)
- 一部のリストは1,000件未満だと配信に使えず、除外にだけ使える。「LINE公式アカウントの友だち」リストも同じ扱い
- 広告グループに設定できるオーディエンスリストは30個まで。詳細ターゲティングとの併用はAND条件からOR条件に変わる
- 過去の実績・レポートは移行されない。読み取り期間のうちに、キャンペーン別・広告別の友だち追加数と費用、明細・支払い履歴を書き出す
- 配信停止後もキャッシュの影響で数値が変わる場合があるため、最終値は少し時間を置いて確定させる
出典:統合の詳細資料、 「LINE広告との設定項目差分および移行整理表」(ZIP)、 ヘルプ「ビジネスマネージャー・LINE公式アカウントへの接続について」・「LINE公式アカウント・LINE広告のオーディエンスデータを広告配信に利用する」、 お知らせ「友だち追加広告 提供開始について」、配信停止完了に関するお知らせ(2026年11月時点)。
計測タグは「何を測るか」で必要性が変わる
友だち追加広告の友だち追加数はレポートの「クリック」に計上されるので、数を見るだけならサイトのタグとは切り離して考えられます。 計測タグが必要になるのは、ヘルプ「計測タグについて」にあるとおり、 ウェブサイトでの購入や申し込みをコンバージョンとして測る場合と、サイトを訪れた人に広告を配信する場合です。
見落としやすいのが、LINE公式アカウント側のLINE Tagです。 公式マニュアル「トラッキング(計測タグ・LINE Tag)」には 「LINE Tagは将来的に提供を終了する予定です」とあります(2026年11月時点)。 広告のために計測タグを入れるなら、メッセージ配信の計測も同じ計測タグにそろえると貼り替えが一度で済みます(手順はLINEのトラッキング設定)。
配信設定の違いで、届く範囲が変わる
移行ツールは近い設定へ変換しますが、使えなくなる設定や意味が変わる設定があります。友だち追加広告に関係しやすいものを挙げます。
| 項目 | LINEヤフー広告 ディスプレイ広告での扱い |
|---|---|
| 掲載面 | プレイスメントの設定がない場合、LINEの掲載面に加えてYahoo!の掲載面・掲載パートナーにも配信される |
| デバイス | デバイス種別やプラットフォーム(アプリ/Web)の指定が必要。「全てのデバイスに配信」だと、友だち追加広告がYahoo! JAPANのサービスページにも配信される |
| 年齢・地域 | 未成年(「15–19歳」「14歳以下」)を含む年齢指定はできない。特定地域の除外や「住んでいる人」「働いている人」「最近いた人」の指定はできない。半径指定の上限は50kmから80kmに広がる |
| 予算 | 日予算はキャンペーン単位のみ。「キャンペーン予算の上限」の設定項目はない |
出典:統合の詳細資料「利用できなくなる機能・仕様」「設定・運用方法が変わる機能・仕様」「機能に対する注意点」、お知らせ「『友だち追加広告』のPC掲載面配信開始と配信面拡大について」(2026年11月時点)。
商圏の外やLINEの外に出したくない場合は、移行後にプレイスメントとデバイスの設定を必ず確認してください。
友だち追加広告の成果をどこで見るか
友だち追加広告の成果は、広告側とLINE公式アカウント側の両方で見られます。
| 見る場所 | 見られるもの | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| LINEヤフー広告のレポート | キャンペーン・広告グループ・広告ごとの「クリック」(=友だち追加数)と費用 | どの広告・ターゲティングで友だちが増えたかを比べる |
| LINE公式アカウントの分析>友だち | 「友だち追加広告」「友だち追加広告(新)」で出稿した広告のインプレッション、友だち追加数、友だち追加率、友だち追加単価 | 管理画面から出した友だち追加広告の成果を見る |
| 同じく分析>友だち>追加経路 | 経路「友だち追加広告」で増えた友だちの数 | 広告以外の経路と並べて、増え方の内訳を見る |
出典:LINEヤフー広告 ヘルプ「友だち追加目的の広告を作成する」、LINE公式アカウント マニュアル「分析 - 友だち」(2026年11月時点)。
追加経路の「友だち追加広告」は、マニュアルで 「LINE広告およびLINEヤフー広告の友だち追加を目的としたキャンペーンの広告経由の友だち追加や、LINE公式アカウントの管理画面から入稿可能な友だち追加広告で獲得した友だち」と定義されています。 LINE広告の頃とLINEヤフー広告に移ってからの数字が同じ経路に入るため、移行の前後を並べるときに使えます。 ただし、アプリのバージョンによって分析画面の「友だち追加広告」と「追加経路」の値は必ずしも一致しないとも書かれています。
移行の前後を比べるときは、移行ツールを使っても学習データは引き継がれない点に注意します。統合の詳細資料のFAQには 「移行後にLINE ヤフー広告 ディスプレイ広告上で新たに配信実績を蓄積し、学習が進む形となります」とあります。 掲載面も広がっているため、切り替えた日を記録し、移行直後の数字を移行前と同じ条件の結果として比べないようにします。
広告で増えた友だちへの最初の一通
広告経由の友だちには、追加直後のあいさつメッセージで、何が届くアカウントなのかを伝えておきます。 追加直後の設計はLINEオンボーディング設計の極意で扱っています。
広告で増えた友だちだけに別の内容を送りたい場合は、友だち追加経路オーディエンスが使えます。 マニュアル「オーディエンス」では、特定の経路で友だち追加したユーザーを対象にでき、対象外とされているのは「その他」の経路です。 配信に使うにはサイズが50以上必要で、選べる期間は90日以内です(2026年11月時点)。 経路ごとのブロックの見方も含めた分析はLINEの友だち追加経路の分析で解説しています。
広告に頼らない友だちの増やし方
LINE広告の終了は、広告を使わない友だちの増やし方には影響しません。 広告費をかけずに増やし続けるなら、自社の接点から友だち追加につなぐ施策が土台です。
- 店頭——レジ・入口・席などにQRコードを置き、スタッフが追加の理由を一言添える。
- 自社サイト——問い合わせや予約の導線の近くに友だち追加ボタンやURLを置く。
- 既存の顧客——メール・会員ページ・商品の同梱物で、LINEで届く内容と一緒に案内する。
- SNS——プロフィールや投稿から友だち追加URLへつなぐ。
施策ごとの進め方と始める順番は友だちを増やす7つの施策にまとめています。
経路を分けて置くと、あとで比べられる
[友だちを増やす]>[友だち追加ガイド]の「友だち追加経路を設定する」では、 経路(必須)・流入元・キャンペーンを入力すると計測用のURL・QRコード・ボタンが表示され、 そこから追加した人は[分析]>[友だち]>[追加経路]に設定した経路として集計されます。 ただし、選んだ期間内で経路・流入元・キャンペーンのそれぞれに20以上の流入がないと数値を確認できず、「その他」にまとめられます (マニュアル「友だち追加ガイド」、2026年11月時点)。 店頭とサイトでQRコードやURLを分けておけば、広告と広告以外の経路を同じ画面で並べられます。
追加後の購入・来店まで比べたいとき
標準の分析で分かるのは、どの経路で何人の友だちが増えたかまでです。 その友だちがあとで店舗やECサイトで購入したか、来店したかはLINEの外のデータなので、標準の分析画面には出てきません。 経路ごとに追加後の購入・来店まで比べたい場合は、Messaging APIで自社の仕組みを作るか、外部のツールを使うことになります。
外部ツールの一例として、Engage Ch®の流入経路分析では、 流入元ごとに固有のURLやQRコードを発行して友だち追加時に自動でタグを付け、 追加後の購入金額・来店回数・継続率を流入元ごとに集計できます。 なお友だち追加広告は広告から直接友だち追加される形式で、リンク先URLを設定する項目がありません。 URLを分けて追跡する方法の対象になるのは、店頭・チラシ・SNS・サイトに誘導する広告など、URLやQRコードを配り分けられる経路です。
広告と店頭・Webの施策を組み合わせた設計を外部に相談したい場合は、当社の友だち獲得キャンペーン支援で、 広告運用・LP制作・インセンティブ設計から友だち追加後のCRM設計まで承っています。Engage Chを導入していなくても依頼できます。
よくあるつまずき
- 移行ツールでコピーしたのに、広告が配信されていない
移行ツールで作られたキャンペーンは配信OFFで作成されます。 対処:移行後に設定内容を確認してから、キャンペーンの配信をONにする
- 友だち追加キャンペーンだけが移ってこない
LINE公式アカウントが未認証、移行元と異なるビジネスマネージャー組織が接続済み、移行先にLINE公式アカウントが未接続、のいずれかだと移行されません。 対処:移行の前に、LINE公式アカウントの認証とビジネスマネージャーへの接続をそろえる
- LINEの中だけのつもりが、Yahoo!のページやPCにも出ていた
プレイスメント未指定だとYahoo!の掲載面や掲載パートナーにも、デバイスが「全てのデバイスに配信」だとYahoo! JAPANのサービスページにも出ます。 対処:プレイスメントとデバイスの設定を見直す
- 過去のレポートを保存しないまま、読み取り期間が終わる
過去の配信実績とレポートは移行されず、2027年3月末頃の提供終了でレポートも確認できなくなる予定です。 対処:予算の基準にする友だち追加数・費用・明細を、今のうちに書き出す
LINE広告の終了に関するよくある質問
Q. LINE広告はいつ終了しましたか?
LINEヤフーのお知らせによると、LINE広告の日本向けの配信は2026年10月26日(月)をもって機能の提供を終了しました。 その後も一定期間は管理画面を読み取り専用で使え、レポートや明細を確認できます。 読み取り期間の終了日は後日案内とされ、移行ガイドでは2027年3月末頃に提供終了、レポートも確認できなくなる予定です(2026年11月時点)。
Q. 友だち追加広告はなくなったのですか?
なくなっていません。LINEヤフー広告 ディスプレイ広告のキャンペーン目的「友だち追加」として提供され、 LINEアプリに加えてYahoo! JAPANの掲載面にも配信できます。 LINE公式アカウントのWeb版管理画面からも「友だち追加広告(新)」で出稿できます。 どちらも認証済みのLINE公式アカウントと、ビジネスマネージャーの認証済み組織との接続が条件です。
Q. LINE広告で使っていたLINE Tagはそのまま使えますか?
使えません。LINEヤフー広告 ディスプレイ広告はLINE Tagに対応していないため、計測タグを新たに設定します。 LINE公式アカウント側のLINE Tagも将来的に提供終了の予定とされているため、あわせて計測タグへの切り替えを計画してください。
Q. 配信停止後でも移行ツールは使えますか?
使えます。2026年10月26日のお知らせに「配信停止後も、データ移行ツールは引き続きご利用いただけます」とあります。 ただし統合の詳細資料では、移行ツールもLINE広告の完全提供終了と同時期に終了する予定です。
Q. LINE広告で貯めたオーディエンスは引き継げますか?
移行ツールを使えば、オーディエンスに蓄積されたユーザーデータが移ります。手動で移す場合は引き継げません。 ビジネスマネージャーやLINE公式アカウントで作ったオーディエンスは移行ツールの対象外で、 ビジネスマネージャーのリソース共有を通じてLINEヤフー広告 ディスプレイ広告に連携し直します。
Q. 友だち追加広告の料金はどう決まりますか?
LINEヤフー広告のヘルプでは、LINE公式アカウントの友だち追加1件に対して広告料金が発生し、管理画面では「クリック課金」と表示されると説明されています。 入札戦略は「友だち追加数の最大化(目標値あり/なし)」「個別友だち追加単価」から選びます。 確認した公式ヘルプには単価の目安が載っていないため、自社の過去の実績を基準に予算を決めてください。
まとめ
- LINE広告は2026年10月26日に日本向けの配信を停止。管理画面は読み取り専用で残り、2027年3月末頃に提供終了の予定
- 移行先はLINEヤフー広告 ディスプレイ広告。Yahoo!広告 ディスプレイ広告の基盤で、移行は自動では行われない
- 友だち追加広告はキャンペーン目的「友だち追加」として継続。LINE公式アカウントの管理画面からは「友だち追加広告(新)」で出す
- 移行ツールは配信停止後も使えるが、同じ認証済みビジネスマネージャーへの接続が前提
- LINE Tagは使えないので計測タグを設置し直す。過去のレポートと学習データは移らないので書き出しておく
- プレイスメントとデバイスを指定しないと、Yahoo!の掲載面やPCにも配信される
移行が済んだら、広告とそれ以外の経路を同じ画面で並べ、予算の置き場所を自社の数字で決められるようにしておきます。 経路の読み方はLINEの友だち追加経路の分析、 広告以外の増やし方は友だちを増やす7つの施策をあわせてご覧ください。
