認証済アカウントと未認証アカウントの違い
LINEヤフーの「アカウント種別」のページでは、 「LINE公式アカウントには2つのアカウント種別があり、認証バッジの有無で見分けることができます」と説明されています。 認証済アカウントは「当社所定の審査を通過すると」使えるアカウント、 未認証アカウントは「個人・法人を問わず、どなたでもご取得いただけるアカウント」です。
| 項目 | 認証済アカウント | 未認証アカウント |
|---|---|---|
| 取得の方法 | 開設後に申請し、LINEヤフーの審査を通過する | 審査なしで作成できる |
| 対象 | 企業・店舗やそのサービス。個人で情報発信を行うアカウントは対象外 | 個人・法人を問わない |
| バッジ(日本) | 緑色のチェックマーク | 付かない(2026年4月に廃止) |
| LINEアプリ内の検索 | 検索結果に表示される | 表示されない(IDの入力では見つかる) |
| 料金プラン | 同じ(コミュニケーション・ライト・スタンダード) | |
| アカウント名 | 原則変更不可。商号・屋号の変更時は再審査 | ビジネスプロフィールで設定できる |
出典:アカウント種別、申請方法と未認証アカウントとの違い、ヘルプ、ビジネスプロフィール、LINE公式アカウントガイドラインほか(2026年11月時点)。
未認証アカウントについて、アカウント種別のページは 「基本機能は認証済アカウントと大きな差はなく、有料プランへの変更やプレミアムIDの購入も可能です」としています。 違いが出るのは、検索での見つかりやすさと、次章で一覧にする認証済を条件にした機能です。
2026年4月にプレミアムアカウントは統合された
以前は3種類の区分があり、プレスリリースによれば、プレミアム・認証済・未認証のアカウントを 「グリーン、ネイビー、グレーの星型の盾マークの認証バッジ」で表していました。 サービス対象国・地域が日本のアカウントでは、2026年4月1日に「未認証アカウントのバッジ廃止」 「プレミアムアカウントを廃止し認証済アカウントに統合」「認証済アカウントの認証バッジを視認性の高い緑色のチェックマークに変更」が行われています。 あわせて、トークメニューへのベーシックID/プレミアムIDの表示(2月16日から)と、未認証アカウントの応答状況の固定表示(3月25日から)も始まりました (お知らせ、プレスリリース)。
古い記載が残っている資料の読み方
利用規約(改定日2023年10月1日)や開発者向けドキュメントには「プレミアムアカウント」の記載が残っていますが、 プレスリリースでは「所定の審査を通過したアカウントは全て『認証済アカウント』に統合しました」とされています。 「認証済アカウントまたはプレミアムアカウント」という条件は認証済アカウントであれば満たします。 申請の注意点のコラムには「灰色⇒未認証アカウント」というバッジの説明も残っていますが、お知らせでは未認証のバッジは廃止とされています。
どちらを選ぶか
LINEヤフーのコラムは、認知獲得や集客・販促が目的なら認証済アカウント、 会員制の店舗で店名を検索されたくない場合や、IDやQRコードを教えた人だけに友だちになってほしい場合は未認証アカウント、という目安を示しています。 ただし認証済アカウントでも、検索結果とおすすめへの表示は「非表示」にできます(認証後の注意)。 「検索に出たくない」だけが理由なら、使えなくなる機能と比べて決めてください。 個人名のアカウントは認証の対象外です。
個々の機能の使い方はそれぞれの記事で扱い、この記事は「認証済かどうかで何が変わるか」と「申請と審査」に絞ります。
認証済アカウントでできること一覧
公式マニュアル・サービスページで「認証済アカウントのみ」などと明記されている機能を、一つずつ確認して並べました。 確認できなかったものは載せていません。 「○」は認証済であることが条件の一つという意味で、ほかの条件もある機能があります。機能名から各節の条件と出典へ移動できます。
| 機能 | 認証済 | 未認証 |
|---|---|---|
| LINEアプリ内の検索結果・おすすめへの表示 | ○ | ×(IDの入力では見つかる) |
| 管理画面から友だちとのチャットを始める | ○ | ×(メッセージを送ってきた相手のみ) |
| 応答状況の表示・非表示の切り替え | ○ | ×(常に表示) |
| 絞り込み配信の「過去の配信」 | ○ | × |
| ショップカード利用履歴での名前・アイコンの確認 | ○ | × |
| クーポンの公式アカウント一覧・LINEクーポン・Yahoo!マップへの掲載 | ○ | × |
| キャラクター入りポスターの選択 | ○ | △(キャラクターの無いデザインのみ) |
| ノベルティ(三角POP・ステッカーなど)の購入 | ○ | × |
| LINEタッチ | ○ | × |
| 友だち追加広告 | ○ | × |
| 計測タグ、ビジネスマネージャーでのオーディエンス・タグの共有 | ○ | × |
| CRMオプション・Beautyオプション・レストランオプション | ○ | × |
| 友だち全員・グループのメンバーのユーザーIDを取得するAPI | ○ | × |
| LINE通知メッセージ | ○ | × |
| 請求書払い(Paid) | ○ | ×(クレジットカード) |
| メンバーシップ | ○ | △(ターゲットリーチ200人以上なら可) |
出典は次の2章の各節に記載しています(2026年11月時点)。
配信・チャット・店頭で使う機能
LINEアプリ内の検索結果とおすすめに表示される
ヘルプでは、認証済アカウントは「LINEアプリ内の検索結果に表示されるようになります」、 未認証アカウントは「LINEアプリ内の検索結果には表示されません」とされています (ヘルプ)。 コラムによれば、店舗名のほか、地域や「飲食店」「ホテル」などのカテゴリ別の検索でも表示されます。 サービスページには「認証済アカウントへの移行後は、アカウント名が検索対象のキーワードになります」とあり、 アカウント情報を「LINE公式アカウントリスト」「おすすめの公式アカウント」に掲載できることも挙げられています (認証済アカウント)。 表示の有無とWeb版プロフィールの公開を設定できるのも認証済アカウントです(認証後の注意)。
管理画面から友だちとのチャットを始められる
チャットのマニュアルには、Web版で「チャットを開始したい場合、こちらのボタンをクリックしてチャットルームを作成できます。※認証済アカウントのみ」とあり、 未認証アカウントについては「チャットメッセージを送信したことのあるユーザーのチャットルームのみが表示されます」と注記されています (チャット)。 つまり未認証では、友だちから先にメッセージをもらわない限り、店側から1対1のやり取りを始められません。 まだメッセージをもらっていない友だちに、電話で受けた予約の日時をチャットで送る、といった運用は認証済が前提です (例は歯科・クリニックのLINE活用)。
同じマニュアルは、広告・宣伝目的(新規サービスや商品の紹介、キャンペーンのお知らせなど)での使用を避けるよう求め、 「LINE公式アカウントのブロックや通報の対象となる場合があります」としています。キャンペーンの告知などはメッセージ配信で送ります。
応答状況の表示を切り替えられる
トークルームのアカウント名の下に出る応答状況について、応答設定のマニュアルには「表示しない」の選択に「※未認証アカウントは変更できません」とあります (応答設定)。 2026年3月25日からは、未認証アカウントでは常に表示されます。
絞り込み配信で「過去の配信」を選べる
絞り込み配信のマニュアルには「過去に配信されたメッセージの配信対象のユーザーに対し、再度配信ができます。※認証済アカウントで利用できます。」とあります。 選べるのは「絞り込み」を設定して送ったメッセージだけで、 「配信完了から2週間(24時間×14日=336時間)経過すると、選択できなくなります」 (絞り込み配信について)。 前回の対象者を除いて同じ内容を別の時刻に送る比較の手順は、配信頻度と時間帯の決め方にあります。
ショップカードの利用履歴で名前とアイコンを確認できる
ショップカードの「利用履歴」ではユーザーごとのポイントと特典の履歴を確認できますが、 マニュアルには「※ユーザーの名前とアイコンは認証済アカウントのみ確認が可能です。未認証アカウントの場合は確認ができません。」とあります (ショップカード)。 認証済でも、ブロックされている場合や、ショップカードの同意事項に同意していない場合などは表示されないことがあります。 不正付与の見つけ方はLINEショップカードの作り方で扱っています。
クーポンをLINEヤフーのサービスに掲載できる
クーポンを公式アカウント一覧ページ(LINEアプリのホーム>サービス>公式アカウント)、LINEクーポン、Yahoo!マップに掲載するには、 マニュアル上「認証済みアカウント申請をしてください」と「ビジネスプロフィールで住所・地図情報を設定してください」の2つが必要です。 掲載されるのは有効期限内のクーポンで、抽選を使ったクーポンは掲載されません (クーポンのLINEヤフーサービスへの掲載)。 ビジネスプロフィールやLINEで予約への掲載の設定には、認証済であることは挙げられていません。 作り方はクーポン作成方法にまとめています。
ポスターのデザインを選べ、ノベルティを購入できる
Web版管理画面の「友だち追加ガイド」では友だち募集用のポスター(無償)をダウンロードでき、 マニュアルには「アカウントが認証されると、ポスターのデザインが選択可能です」とあります。 コラムでは、未認証アカウントは「キャラクターの掲載がないポスターデータのみダウンロードが可能」と説明されています。 三角POP・ステッカー・ラミネートパネル・QRコードステッカーなどのノベルティ(有償)は「※認証済アカウントのみご購入可能です」 (友だち追加ガイド、コラム)。 店頭での友だち集めは友だちを増やす7つの施策で扱っています。
LINEタッチを使える
店舗のNFCタグにスマートフォンをかざしてもらうLINEタッチは、 サービスページに「LINEタッチの利用開始には、認証済のLINE公式アカウントが必要です」とあります。 タグはスタンドタイプ2,000円/台、ステッカータイプ300円/枚(税別)で、タグの登録にはアプリ版の管理画面が必要です (LINEタッチ)。 ショップカードのポイント付与での使い方はショップカードの記事にあります。
広告・計測・オプション・APIで認証済が条件になるもの
友だち追加広告
友だち追加広告は、LINEヤフー広告の「友だち追加広告」をLINE公式アカウントのWeb版管理画面から出稿できる機能で、 LINE広告の提供終了に伴い2026年5月9日にリニューアルされました。新たな出稿は「友だち追加広告(新)」から行います。 マニュアルの利用条件は、認証済みアカウントであること(一部掲載できない業種がある)、お支払い方法が登録済みであること、 ビジネスマネージャーの認証済み組織と接続していることの3つで、LINEヤフーの認定セールスパートナーが開設・管理しているアカウントは対象外です (友だち追加広告)。 認証済アカウントのサービスページには掲載面としてLINE VOOMの記載が残っていますが、LINE VOOMは2026年9月30日で提供を終了しています。
計測タグと、ビジネスマネージャーでの共有
トラッキングの2種類のうちLINE Tagは「将来的に提供を終了する予定」とされ、計測タグには次の2つの利用条件があります (トラッキング)。
- ビジネスマネージャーの認証済み組織と接続していること
- 認証済アカウントであること
ビジネスマネージャーのマニュアルにも、組織とLINE公式アカウントが未認証の場合は 「両方の認証手続きの完了後に計測タグ発行やリソース共有などが可能になります」とあり (組織にアカウントやチャネルを接続する)、 開発者向けドキュメントにも、ビジネスマネージャーでオーディエンスの共有を設定できるのは「認証済アカウントとプレミアムアカウントのみ」と書かれています (オーディエンスを利用する)。 設置の手順はLINEのトラッキング設定で追っています。
CRMオプション・Beautyオプション・レストランオプション
顧客管理の有料オプションは、いずれも認証済アカウントであることが申し込みの条件です。 CRMオプションのマニュアルの利用条件は次のとおりです (CRMオプションの申し込み)。
CRMオプションの利用条件(マニュアルの記載)
- 管理者権限を持っているユーザーである
- LINE公式アカウントが認証済
- ビジネスマネージャーとLINE公式アカウントの接続・認証が行われている
- レストランオプション/Beautyオプション/チャットProオプションの申し込み・契約をしていない
- 利用が制限されている一部のアカウント(特別なプランを利用している・特定の業種カテゴリー)ではない
- 友だちが10万人以上ではない
Beautyオプションとレストランオプションのマニュアルにも、「LINE公式アカウントが認証済」とビジネスマネージャーとの接続・認証が並んでいます。 CRMオプションは月額5,000円(税別)でチャットProオプションの機能を含み、チャットProを単体で契約中なら解約してから申し込みます (CRMオプション)。 機能の中身はLINEで顧客管理はどこまでできる?、美容室での使い方は美容室・サロンのLINE活用で扱っています。
条件に合わない場合や、会員DB・POSなどLINEの外にあるデータと合わせて扱いたい場合は、 Messaging APIで自社のシステムにつなぐか、外部のCRMツールを使う選択肢があります。 たとえばEngage Ch®では、会員DB・POS・予約システムなどと連携して友だちごとの属性を同期できます(顧客属性管理)。 外部ツールを使う場合も、ツールがどのアカウント種別を前提にしているかは導入前に確認してください。
友だち全員のユーザーIDを取得するAPI
Messaging APIで友だち全員のユーザーIDを取得するエンドポイントと、グループトーク・複数人トークのメンバー全員のユーザーIDを取得するエンドポイントは、 開発者向けドキュメントで「この機能は認証済アカウントまたはプレミアムアカウントでのみご利用いただけます」とされています (ユーザーIDを取得する)。 一方、友だち追加やメッセージ受信のときに届くWebhookにもユーザーIDが含まれ、こちらには認証済の条件は書かれていません(プロフィール情報の取得に同意していないユーザーの分は含まれません)。 すでにいる友だち全員の一覧を後から取り直す手段が認証済を条件にしている、と押さえておくと設計を誤りません。 自社システムとのつなぎ方はLINEとCRMの連携方法にまとめています。
LINE通知メッセージ
サービスページのよくある質問には「ご利用には、LINE公式アカウントが『プレミアムアカウント』または『認証済アカウント』であること、また、プロバイダーは『認証プロバイダー』である必要があります」とあり (LINE通知メッセージ)、 開発者向けドキュメントでは「所定の申請等を行った法人ユーザーのみがご利用いただけます」とされています。 使いどころはLINEとECサイトの連携でできることで扱っています。
請求書払い(Paid)
料金プランのページには「請求書でのお支払いは、『認証済アカウント』でのみご利用可能です」とあり、 利用と請求のマニュアルでは、認証済アカウントに限り「Paid(ペイド)を利用した請求書払いが利用可能です」と説明されています。 一度削除したPaidは再利用できず、新しく申し込み直します (料金プラン、利用と請求)。
メンバーシップ(条件付きで未認証も可)
サービスページはサブスクリプション型の「メンバーシップ」を認証済のメリットに挙げていますが、 マニュアルの利用条件は「LINE公式アカウントが認証済み、もしくはターゲットリーチが200人以上」で、未認証でも使えます。 未認証アカウントの場合は、アカウントとプランの審査の後に本人確認も行われます (メンバーシップ)。
費用と料金プランの関係
認証済アカウントにするための費用はかかりません。 料金プランのページには「認証済アカウントの申請および利用には料金はかかりません」、 申請の注意点のコラムには「申請および審査は、無料です。費用は発生しません。また、ご利用のプランに関わらず、認証申請いただけます」とあります (料金プラン、申請の注意点とよくある質問、2026年11月時点)。
料金プランは種別と関係なく、コミュニケーションプラン(0円・200通)、ライトプラン(5,000円・5,000通)、スタンダードプラン(15,000円・30,000通、追加メッセージ可)の3つ(税別)で、 同じページに「料金プランによって利用できる機能に差はありません」とも書かれています。 無料のコミュニケーションプランのままで認証済アカウントにできます。
費用がかかるのは、認証済を条件にした機能のうち有料のものを使うときです。 CRMオプション(月額5,000円・税別)、LINEタッチのNFCタグ、ノベルティ、友だち追加広告の広告費がこれに当たります。 予算は認証ではなく、使う機能ごとに見積もります。
申請の手順と申込フォーム
申請は、アカウントの開設時にも、開設後の管理画面からもできます。 利用中の未認証アカウントの場合、Web版管理画面での手順は次のとおりです (申請の注意点とよくある質問)。
- 管理画面で該当のアカウントを選び、[設定](右上の歯車マーク)>[アカウント設定]を開く
- 「アカウント情報」の[アカウント認証をリクエスト]をクリックする
- 認証申請の流れとチェックポイントを読み、ページ末尾の「アカウント認証を申請する」をクリックする
- 申込フォームに入力して確認に進み、審査結果の連絡を待つ
管理アプリでは、[ホーム]>[設定]>[アカウント]>「アカウント情報」の[認証ステータス]から[アカウント認証をリクエスト]に進みます。
申請の前に確かめておくこと
管理権限が「運用担当者」の場合は申請できないため、「管理者」の権限を持つ人が申請します。 LINEヤフーの認定セールスパートナーが開設・管理しているアカウントは手続きが異なると注記されています(アカウント設定)。 申請はアカウントごとに必要です。申請後の訂正・変更は受け付けておらず、直すには審査をキャンセル(お問い合わせから依頼)して申請し直すので、 アカウント名は正式名称を確定させてからフォームを開きます。
申込フォームの項目と注意点
コラムは「フォームに入力する情報の不備により、認証済アカウントが取得できないケースが目立っています」として、項目ごとの注意点を説明しています。 Web版と管理アプリのフォームは同じ内容で、業種・申し込みタイプは該当するもの(無ければ近いもの)を選び、法人は法人番号を検索して選びます。
| 項目 | 入力の要点 | よくある不備 |
|---|---|---|
| アカウント名 | 企業名・店舗名・サービス名・商品名などの正式名称。20文字以内。申込後は変更不可 | URLの一部を書く、店名に個人名を足す、関係の分からない文言を足す |
| 店舗/施設情報 | 名称(50文字以内)、住所、いま使っている電話番号。複数店舗なら代表店名 | アカウント名が指す店舗と別の店舗の情報を入れる |
| URL | 店舗・施設の情報が確認できるWebサイトやSNS。無ければ情報サイト・予約サイトでもよい | 対象の情報が確認できないURL |
| 申込者氏名 | 対象の企業・店舗に所属する担当者のフルネーム | 名字だけ・名前だけ、会社名や肩書を入れる |
| 連絡先・メール | 電話番号は自社サイトなどに掲載されている番号を推奨。メールは運営サイトに掲載しているアドレスか、同じドメインのアドレス | 携帯キャリアのメールアドレス(利用不可) |
出典:申請の注意点とよくある質問、認証済アカウント(2026年11月時点)。電話番号は本人確認に使われる場合があり、通話は録音されます。入力した住所は公開されません。
審査の期間・項目・結果
期間の目安は5〜10営業日
サービスページは「審査には5~10営業日お時間を頂きます」、 コラムは「通常は土日祝日を除いた10日前後かかります。申し込みが多い場合は、通常よりも時間がかかることがあります」としています。 審査状況の問い合わせには対応していません。 計測タグを付けたい日や店頭にポスターを貼りたい日が決まっているなら、2週間以上前に申請しておきます。 審査中も未認証アカウントとして使え、ベーシックIDとQRコードは認証済になっても変わらないので、先に運用を始めても配ったQRコードは使い続けられます。
審査の基準と項目
ガイドラインは審査の基準として、LINEユーザーの不利益につながる可能性がないか、法令の規制に抵触しないか、 利用規約第18条「禁止行為」に該当するおそれがないか、LINEヤフーが独自に定める審査基準を満たすか、 LINEヤフーの事業や信用に悪影響を及ぼさないか、の5つを挙げています(ガイドライン、最終更新日2026年9月30日)。 同時に「審査結果およびその理由について説明する義務を負わない」ともされ、コラムでも審査基準の「詳細は開示していません」とされています。 公開されているのは審査の項目と対象外になる例までです。
| 審査項目 | 確認されること |
|---|---|
| 業種・業態、商品・サービス | 業種や業態が利用規約とガイドラインに抵触しないか |
| 実在確認 | 企業・店舗やサービスが実際に存在するか。申請情報とWebサイトなどから総合的に判断 |
| アカウント名 | ガイドラインのアカウント名称の設定ルールに沿っているか |
| 申込情報 | アカウント名にある対象の運営元として、適切な情報が入力されているか |
| 本人確認 | 申込者に運営元の電話番号か申請時のメールアドレスで連絡し、在籍を確認する |
出典:「認証済アカウント」審査の目的と確認ポイント(2026年11月時点)。
結果の確認
結果は申込者情報のメールアドレスに、件名「【LINE公式アカウント】審査結果のご連絡」で届き、本文に「審査結果:承認」または「審査結果:非承認」と書かれています。 メールが見当たらなければ、Web版管理画面の[設定]>[アカウント情報]の認証ステータスが「認証済み」か「未認証」かで確かめます。 コラムには、審査の結果次第では「LINE公式アカウントの開設自体も不可となる場合もあります」とも書かれています。
審査に通らない例と再申請
ここでは、LINEヤフーが公式に挙げている対象外の例だけを紹介します。 公開されていない審査基準を推測して書くことはしません。
- LINE公式アカウント自体を利用できない業種・商品
コラムでは一例として「出会い」「アダルト」「無限連鎖販売取引・連鎖販売取引」「悪質商法」が挙げられています。全体はガイドラインの「ご利用いただけない業種・業態、商品・サービス」で確認します。
- 認証済アカウントとしては利用できない業種
透明性レポートの解説では、2024年度下半期に「接待を伴う飲食店、ファッションホテルなど」に該当して非承認となったアカウントが目立ったとされ、クラブやスナックなどの接待のある飲食店などは、ユーザー保護の観点から認証済アカウントとしては利用できないとされています(透明性レポートについて)。
- Web上で実在が確認できない
同じ解説では、2024年度下半期は実在確認審査の非承認数が目立ったとされています。審査のコラムが挙げる対象外のケースは、Web上に対象の情報が何もない、WebサイトやSNSが準備中・未完成、掲載情報や投稿が少なくサービス提供の有無を判断できない、の3つです。個人のSNSアカウント、友だち追加用のURL、ビジネスプロフィールのURLは参照の対象外です
- アカウント名が設定ルールに合っていない
審査のコラムの例では、「ブラウンカフェ」を「カフェ」とする屋号の抜け、「Blown Cafe」のような誤字、「B-C」のような極端な略称、「株式会社LINEヤフー」のような法人格の位置の誤り、「LINEヤフー×ブラウン美容室」のようにLINEヤフーとの取り組みを想起させる表現が対象外です。個人名や人を指し示す名称も認証の対象外です。
- 申込情報の不備、本人確認の未完了
アカウント名が指す店舗と別の店舗の情報を入れる、申込者氏名に名字だけ・肩書・会社名を入れる、が対象外の例です。運営元の電話番号への連絡やメールでの本人確認が完了しない場合も認証されません。
審査結果の理由は「弊社規定のものであり、詳細は案内していません」とされていますが、 アカウント名審査で対象外となった場合は、結果のメールでその旨が伝えられます。 再申請はできるので、上の例と照らし合わせて見直してから申し込みます。 Webサイトが準備中なら、店舗やサービスの情報を載せたページを公開してから申請するほうが、実在確認の項目に沿った準備になります。
認証後の注意
アカウント名は原則として変えられない
ビジネスプロフィールのマニュアルでは、アカウント名は「認証済みアカウントでは変更できません」とされています。 ガイドラインは「認証済アカウントのアカウント名称の変更については原則お受けいたしません」としたうえで、企業名・サービス名などが変わった場合は再審査を行うとしています。 アカウント名のルールを解説したコラムによれば、再審査の対象は変更の前後で指し示す対象が同じで、その対象が正式に商号・屋号を変えた場合だけで、 公式サイトや第三者サイトでの公開情報など、変更を客観的に示す資料が要ります (アカウント名設定ルールと名称変更)。
同じコラムでは、別の会社への変更、企業名から事業・サービス名への変更、個店からブランド全体や別の個店への変更、 「採用問い合わせ」のような用途の追加・削除、「2026年」から「2027年」のような年号の変更は、再審査の対象外とされています。 用途や対象を変えたいときは、新しいアカウントの作成を検討するよう案内されています。 申請時の名前に店舗名・年号・用途を入れるかどうかは、数年先の使い方まで考えて決めてください。 商号・屋号の変更による申請は、お問い合わせのカテゴリ「アカウント」、詳細「LINE公式アカウント表示名を変更したい」から行い、 利用者が同じアカウントだと判断できない名前に変わる場合は友だちへの告知が求められています。
検索に出したくないときの設定
ビジネスプロフィールの「プロフィールの公開設定」で、Web版管理画面なら「検索とおすすめに表示」、管理アプリなら「検索結果とおすすめに表示」を「非表示」にします。 この設定は認証済アカウントにだけ表示され、LINE IDが完全に一致する検索では設定にかかわらず表示されます。 Web上の検索結果に出したくない場合は「Web版プロフィールを公開」のチェックを外します (申請の注意点とよくある質問)。
認証は取り消されることがある
利用規約の第2条第5項では、虚偽の情報を提供したとき、所定の審査基準を満たさないとき、その他利用が適当でないときに、 認証を取り消すことができると定められています(利用規約)。 審査のコラムも、審査完了後もガイドラインを守った運用を求めています。
混同しやすい別の「認証」
LINEのビジネス向けサービスには、アカウントの認証とは別に審査を伴う「認証」があります。 社内で「認証は済んでいる」と言うときに、どれを指すかを揃えておきます。
| 名前 | 何に対する認証か | アカウントの認証との関係 |
|---|---|---|
| ビジネスマネージャーの組織の認証審査 | 組織を作った法人・個人事業主が実在するか、その従業員が組織の管理者か | 別の審査。計測タグ・友だち追加広告・CRMオプションなどは両方が条件 |
| 認証済ミニアプリ | LINEミニアプリのチャネル | 別物。公式アカウントが認証済でも、ミニアプリは別に審査を受ける |
| 認証プロバイダー | LINE Developersのプロバイダー | 別物。LINE通知メッセージは両方が条件 |
ビジネスマネージャーの組織の審査は、ビジネス情報の入力、メール認証、アカウントの接続などがそろうと始まります(組織の認証審査)。 計測タグやCRMオプションを使う予定があるなら、2つの審査を見込んで準備します。
LINEミニアプリについて、LINE Developersのドキュメントは「弊社による認証審査に通過しているかどうかによって、未認証ミニアプリと認証済ミニアプリに分かれます」と説明しています (LINEミニアプリとは)。 LINEヤフー for Businessのコラムには「LINE公式アカウントの認証済アカウント/未認証アカウントとは異なります」と明記されています (コラム)。 ミニアプリの審査の流れはLINEミニアプリとはで整理しています。 なお、認証プロバイダーのバッジは、LINE公式アカウントの認証バッジと誤認されないよう2026年4月に廃止され、テキストでの表記に変わりました。
認証済アカウントに関するよくある質問
Q. 認証済アカウントの申請に費用はかかりますか?
かかりません。料金プランのページに「認証済アカウントの申請および利用には料金はかかりません」とあり、 公式コラムでも、申請と審査は無料で、利用中のプランに関わらず申請できると案内されています(2026年11月時点)。 料金プランは認証済でも未認証でも同じです。
Q. 審査にはどれくらいかかりますか?
認証済アカウントのサービスページでは「審査には5~10営業日お時間を頂きます」、 公式コラムでは「通常は土日祝日を除いた10日前後かかります」と案内されています。 審査状況の問い合わせには対応していないため、認証済が前提の施策は2週間以上の余裕を見て申請します。
Q. 審査に通らなかった理由は教えてもらえますか?
原則として案内されません。公式コラムでは、審査結果の理由は「弊社規定のものであり、詳細は案内していません」とされています。 アカウント名の審査で対象外となった場合は、結果のメールでその旨が伝えられます。再申請はできます。
Q. 認証済アカウントになった後で、アカウント名を変えられますか?
原則として変えられません。 LINE公式アカウントガイドラインには「認証済アカウントのアカウント名称の変更については原則お受けいたしません」とあり、 企業名・サービス名などが変わった場合に限って再審査が行われます。別の会社・店舗・用途を指す名前への変更は対象外です。
Q. プレミアムアカウントとは何ですか?
一定の基準を満たしたアカウントに付けられていた種別で、日本では2026年4月1日に廃止され、認証済アカウントに統合されました。 資料に残る「認証済アカウントまたはプレミアムアカウント」という条件は、認証済アカウントであれば満たします。
Q. 未認証アカウントのままだと何ができませんか?
LINEアプリ内の検索結果に表示されない、管理画面から友だちとのチャットを始められない、絞り込み配信で「過去の配信」を選べない、 計測タグ・CRMオプション・LINEタッチ・友だち追加広告を使えない、などの違いがあります。 基本機能に大きな差はありません。全体はできること一覧で確かめてください。
まとめ
- 種別は認証済アカウントと未認証アカウントの2つ。日本では2026年4月1日にプレミアムアカウントが認証済に統合され、バッジは緑色のチェックマークになった
- 基本機能に大きな差はない。違いは検索での表示と、認証済を条件にした機能(チャットの開始、過去の配信、計測タグ、CRMオプション、LINEタッチ、友だち追加広告、友だち一覧のAPIなど)
- 申請・審査・利用は無料。申請は管理者権限で行い、申請後はアカウント名を含めて訂正できない
- 審査は5〜10営業日が目安。基準の詳細は非公開で、公開されているのは審査項目と対象外の例まで
- 認証後のアカウント名の変更は原則不可で、商号・屋号の変更に限って再審査
- ビジネスマネージャーの組織の認証、認証済ミニアプリ、認証プロバイダーは別の審査
認証済アカウントは、それ自体が配信の成果を変えるものではなく、使える機能の範囲を広げる手続きです。 使いたい機能から逆算して、アカウントとビジネスマネージャーの組織の審査を早めに済ませておくと、施策の開始日がずれません。
