セグメント配信・RFM分析とは

セグメント配信は、LINE友だちを条件で絞り込み、相手ごとに内容を変えて送る仕組みです。 Engage Chでは顧客属性・行動履歴・アンケート回答タグを掛け合わせて条件を組み立てられるため、 「30代女性」といった大きな括りではなく「前回来店から60日経過し、かつヘアケアに関心あり」のような、次の一手が決まる単位まで分けられます。

RFM分析は、Recency(最終来店・購入からの経過)、Frequency(頻度)、Monetary(金額)の3軸で顧客を自動分類する手法です。 Engage ChはRFMスコアからセグメントを自動生成するため、条件設計の負荷を抑えたまま運用を始められます。 手で作る自由なセグメントと、RFMによる自動セグメント。この2つを併用することが、配信の精度と運用の続けやすさを両立させる現実的な進め方です。

できること

掛け合わせ条件でのセグメント作成

属性・行動・アンケート回答・タグをAND / ORで組み合わせて絞り込み。「来店3回以上 × 特定メニュー未体験」のような複合条件も、管理画面から作成できます。

RFMによる自動セグメント生成

最終接触日・頻度・金額の3軸からスコアを算出し、顧客ランクを自動分類。条件をゼロから設計しなくても、優良層・離反予備軍といった実用的な区分が手に入ります。

セグメントの自動更新

作成したセグメントは条件で定義されるため、顧客の行動が変われば所属も自動で切り替わります。リストを作り直す手間がなく、常に現在の状態で配信できます。

休眠予備軍の早期検知

「来店間隔が普段より延びている」層をセグメントとして定義し、完全に離れる前にアプローチ。シナリオ配信の起点条件としても指定できます。

セグメント別の配信出し分け

作成したセグメントは配信の宛先としてそのまま指定可能。属性別リッチメニューの出し分け条件にも利用できます。

配信対象の事前確認

条件を設定した時点で該当する友だち数を確認できるため、対象が広すぎる・狭すぎるといったズレを送信前に把握できます。配信コストの見積もりにも使えます。

活用シーン

美容サロン — 来店周期のズレを起点に分ける

RFMのRecency軸で「前回来店から◯日経過」を自動判定し、周期が延び始めた層を抽出。 アンケートで取得した希望メニューと掛け合わせ、「そろそろの時期です」という案内を出し分けます。 全員に同じ内容を送るより、内容と送るタイミングの両方を相手に合わせられます。

飲食店 — 常連と新規で伝える内容を変える

来店回数をFrequency軸で分類し、初回のみの層には店の使い方や定番メニューを、常連層には季節限定や仕入れの情報を配信。 新規に「いつもありがとうございます」と送ってしまう違和感を避けられます。 タグで好みのジャンルを重ねれば、さらに細かい出し分けも可能です。

小売・EC — 購入金額帯ごとに案内を変える

Monetary軸で購入金額帯を分け、上位層にはセールの先行案内、ライト層には送料や少額から試せる商品の案内を配信。 顧客スコアリングと組み合わせれば、金額だけでなく反応の良さも加味した優先順位づけができます。

スクール・教室 — 受講状況で連絡内容を切り替える

受講中・休会中・見学のみといった状態をセグメントとして定義し、それぞれに必要な連絡だけを届けます。 見学のみの層には体験の案内、休会中の層には復帰しやすいタイミングの案内、というように内容を分けることで、 「自分に関係のない通知」によるブロックを抑えます。

よくあるセグメント例

  • 新規(初回来店・初回購入)— 使い方の案内と2回目のきっかけづくり
  • 常連(リピート高)— 先行案内・限定情報など、関係の深さに応じた内容
  • 休眠予備軍(来店間隔が延びた)— 離れきる前の、売り込みではない接触
  • 休眠(一定期間反応なし)— 理由のある再アプローチ(休眠復帰テンプレ
  • 興味カテゴリ別配信カテゴリ設定から関心のある分野だけを配信
  • 未回答・情報不足アンケートで不足している属性を補完する

LINE公式アカウント標準機能との違い

LINE公式
アカウント標準
Engage Ch
絞り込みの軸みなし属性(年齢・性別・地域など)と友だち期間が中心自社で蓄積した属性 × 行動 × アンケート回答 × タグの掛け合わせで作成
RFM分析RFM分析の機能なし。頻度や金額での分類はできないRFMスコアを算出し顧客ランクを自動分類・自動セグメント化
条件数設定できる条件の種類が限られる基本プランで条件数の制限なし。複合条件も組み立て可能
セグメントの更新オーディエンスは作成時点のリストとして固定されるものが多い条件で定義するため顧客の状態変化に応じて所属が自動更新
他機能との連動配信の宛先指定が中心配信に加えシナリオの分岐リッチメニュー出し分け・分析の軸として利用可能

「全員に同じ配信」から、抜け出す。

どの軸で分ければ運用が回るのかは、業種と手持ちのデータで変わります。
現状を伺ったうえで、最初の1セグメントからご提案します。